建設

    「影日向のない生き方をしよう」 飾らない言葉で向き合う新社長と、 変わり始めた南栄リースの今。【南栄リース株式会社】

    2026.07.22

    南栄リース株式会社/代表取締役社長

    植田 英道


    南栄リースの繁栄に情熱を注ぐ社長が語る
    現場主義のコミュニケーションと会社の未来

    大学卒業後、都心での営業経験を経て1990年、20代半ばで南栄リースに入社。足場施工に始まり営業所所長、総務部長、代表取締役まで幅広い経験をしてきたたたき上げの人財であり、会社の発展に貢献してきた一人です。一時期体調不良で会社を離れておりましたが、社員からのオファーを受け一念発起し昨年4月に代表取締役として復帰。過去の知見と社外での経験をハイブリッドさせ、社員の笑顔と会社の繁栄のために情熱をもって現場を駆け回る社長のインタビューです。


    ――経営者として、社員の皆さんには「どうあってほしい」と思われていますか?

    植田社長:私が一番願っているのは、社員一人ひとりが楽しく仕事をしてくれることです。一日の大半を過ごす職場だからこそ、暗い表情で働くのではなく、笑顔があふれ、お互いに元気を与え合える環境にしたい。そのために経営者として何ができるのかを、私自身も日々学び続けています。

    もちろん、楽しいだけでは会社は成り立ちません。時には厳しい指導や高い目標に挑戦してもらうこともあります。しかし、それは社員の将来の幸せにつながると信じているからです。ここで身につけた技術や人間性は、一生の財産になります。「この会社で働いて良かった」と思ってもらえる環境をつくることが、私の使命だと考えています。

    私たちの仕事は建設現場を支える足場工事です。完成後に形として残る仕事ではありませんが、職人さんの命を守り、安全な建設を支える重要な役割を担っています。だからこそ、自分たちの仕事に誇りを持ち、仲間とともに成長する喜びを感じながら働いてほしいと思っています。

    ――日頃の社内コミュニケーションや安全への取り組みについて教えてください。

    植田社長:まず大切にしているのは「挨拶」です。挨拶はコミュニケーションの基本であり、職場の空気を明るくする力があります。私自身が率先して大きな声で挨拶し、誰もが自然と声を掛け合える雰囲気づくりを心掛けています。

    そして、今年は特に「安全」に力を入れています。どれだけ良い職場でも、一つの事故や怪我があれば、本人だけでなく家族まで悲しませてしまいます。だからこそ今期は「安全基準と作業手順を遵守し、安心仮設物を提供しよう!落ちない、落とさない、倒さない」というスローガンを掲げ、朝礼やミーティングで毎日のように共有しています。

    「これくらいなら大丈夫」という油断をなくし、安全を当たり前に徹底すること。それが、社員みんなが安心して楽しく働ける職場づくりにつながると考えています。

    ――毎月全現場を回る「現場主義」を続けている理由を教えてください。

    植田社長:昨年12月から、私と営業部長、安全衛生課長の3人で月に一度、全現場を回る安全パトロールを始めました。関わる現場は数多く、移動だけでも大変ですが、一番の目的は「職人たちに直接会うこと」です。

    現場では「今日も気を付けてね」「無理はしないで」と声を掛けながら、冷たいポカリスエットや熱中症対策の飴を手渡しています。何気ないことですが、こうした積み重ねが信頼関係につながると思っています。

    足場工事は危険と隣り合わせの仕事です。だからこそ、日頃から何でも相談できる関係を築いておかなければなりません。本社で書類を見ながら指示を出すだけでは、現場で感じている不安や課題は分かりません。現場へ足を運び、直接声を聞くことで、小さな異変にも気付くことができ、大きな事故を防ぐことにつながります。

    職人さんたちが笑顔で飲み物を受け取り、「ありがとうございます」と声を掛けてくれる瞬間が、私自身にとっても大きな励みになっています。

    ――社長就任後、社内にはどのような変化がありましたか?

    植田社長:社員からは「スピード感」と「相談しやすい雰囲気」が変わったと言われます。私は日頃から「報告・連絡・相談はスピードが命」と伝えています。

    前社長が築き上げた堅実な管理体制という会社の強みはしっかり守りながら、その上に時代に合ったスピード感を加えたいと考えています。

    私が目指しているのは、良いことも悪いことも隠さず話せる会社です。特に悪い報告ほど早く共有することが重要です。そのため、社員から相談を受けた時には、どんなに忙しくても必ず手を止めて向き合うようにしています。経営者との距離が近く、安心して相談できる環境こそが、会社全体の成長につながると信じています。

    ――これから入社を目指す若い世代へメッセージをお願いします。

    植田社長:私は若い皆さんに、いつも「影日向のない人間になってほしい」と伝えています。人が見ている時だけ頑張るのではなく、誰も見ていないところでも誠実に努力を積み重ねることが、人としての土台になります。

    目立つ成果よりも、地道な積み重ねが大きな成長につながります。そうした姿勢を持つ人は、周囲から信頼され、長く活躍できる人材になると思っています。

    会社が求めるのは、入社時点で高い技術や経験ではありません。「明るさ」「元気」「正直さ」「素直さ」。この四つがあれば十分です。

    何でも話し合える温かい仲間とともに、スピード感のある環境で成長し、自分らしい未来を築いてほしい。南栄リースには、その挑戦を全力で支える環境があります。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。


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