人材

    「発信集団」として鹿児島をもっと元気に。【株式会社 Mterrace】

    2026.07.29

    株式会社 Mterrace/代表取締役社長

    有賀 真姫


    女性応援プロジェクト「Now New Next」

    発信したい人と、知ってほしい企業をつなぎ、みんなが楽しみながら成長できる環境をつくっていきたい。


    ー起業の原点となった活動は何ですか?

    元々は 2026 年に結成した女性応援プロジェクト「Now New Next」が原点です。フリーアナウンサー、タレント、インフルエンサーという発信が得意な女性 3 人で立ち上げました。当初は起業まで考えていませんでしたが、ラジオでの発信や生理の貧困支援などの活動を通じ、「女性がライフステージに関わらず自分らしく輝ける場を作りたい」という思いが具体化し、法人化を決意するきっかけとなりました。

    ー社名「M terrace」の由来は何ですか?

    メンバー3 人(有賀真姫、中島身依、めい風る)の頭文字である「M」と、未来や人々を照らすという意味の「テラス(TERRACE)」を組み合わせています。自分たちが主役として輝くよりも、企業や働く女性たちを「照らす存在」になりたいという願いを込めています。また、日本神話の「アマテラス」の響きにも近く、作物や人々を豊かに照らす女神のような存在を目指そうというコンセプトも含まれています。

    ー「Now New Next」の名の意味は何ですか?

    「今(Now)、新しく(New)、次の世界へ(Next)」という意味が込められています。コロナ禍でフリーランスの表現者たちも大変な思いをしましたが、そんな中でも「今」を大切にしながら、女性の力で新しい世界を創り、次の一歩へ踏み出してほしいという願いを込めました。現在は会社名ではなく、特定のプロジェクトや発信ユニットのブランド名として、活動の「手段」という位置づけで大切に使っています。

    ーなぜ「法人化」が必要だったのですか?

    鹿児島県の YouTube 担当や大手銀行との仕事など、公的な依頼や大きな案件が増えてきたことが一つの理由です。組織として「ちゃんとした形」にすることで、信頼性を高め、より新しいことに挑戦できる環境を整えたいと考えました。

    また、九州のビジネスコンテストに出場してプランをブラッシュアップしたことで、自分たちがやりたいことや社会的な役割が整理され、2026 年 3 月 8 日の国際女性デーに設立しました。

    ー具体的にどのような事業をしているのですか?

    主にメディア出演や YouTube 制作、SNS 運用を通じた企業の広報支援を行っています。単に自分たちが出るだけでなく、メンバーそれぞれの強みを活かした「プロデュース」も手掛けています。私はメディア、中島身依はタレント活動、めい風るはSNSの専門知見を持っており、企業の「発信力不足」という地域課題を解決するために、細やかな女性目線での PRや、インフルエンサーマーケティングを実践しています。

    ー「発信集団」とはどのような組織なのでしょうか?

    私たちは、鹿児島一の発信集団を作ることを目標にしています。女子高生からシニア世代まで、世代別のユニットや、スポーツ・食・歴史などのカテゴリーに特化した発信者を育てたいと考えています。世の中には「発信したいけれど方法がわからない」という人が大勢います。そうした隠れた才能を掘り起こし、企業とマッチングさせることで、活躍の場を提供しながら地域の魅力を全国へ届けるハブのような組織を目指します。

    ー新しい EC サイトの仕組みとは何ですか?

    現在、ラジオ番組と EC サイトを連動させた「ライブコマース」に取り組んでいます。ラジオショッピングの安心感に、SNS のライブ配信を掛け合わせ、鹿児島の特産品などをリアルタイムで販売する試みです。先日もオーディションで選ばれた「ショッピングキャスター」がラジオデビューしました。デジタルとアナログを融合させ、地方の生産者と全国の消費者を直接つなぐ新しい販路を作っています。

    ースポーツ分野への思いはありますか?

    「女性応援」を掲げる以上、女子スポーツの支援には非常に力を入れたいと考えています。私自身もマラソンを走ることで、選手の過酷さや食事管理の大変さを肌で感じてきました。競技者としての気持ちがわかるからこそ、共感性の高いインタビューや発信ができると確信しています。SNS やラジオを通じて女子チームの認知度を高め、選手のセカンドキャリアも含めた支援ができる仕組みを構築していきたいです。

    ービジネスと社会貢献の両立について教えてください

    ボランティア精神だけでは活動を持続させるのは難しいため、ビジネス観点をしっかり持つことを大切にしています。企業、発信者、そして地域社会の三者が「Win-Win-Win」になる関係が理想です。発信者が価値を提供し、企業がそれによって潤い、地域が活性化する。産学官とも連携しながら、商業的なメリットと社会的な意義を両立させることで、鹿児島のポテンシャルを最大化できる仕組みを追求しています。最終的には「鹿児島を盛り上げること」が一番の目的です。私たちが起点となり、鹿児島に眠っている可能性をどんどん表に出していきたいです。地域に根ざしたパワフルな発信拠点として、全国、そして世界へ鹿児島の魅力を届けていきます。


    公式サイト:https://heroinecode.studio.site

    公式Instagram:https://www.instagram.com/m.terrace_woman